「101(ワンオーワン)」 <3悪度、100パーセント>

女ボス……クルエラ・デ・ビル

手下……ジャスパー、ホーレス

映画『101(ワンオーワン)』のクルエラとその手下の凸凹コンビは、マージョ一味実写版といった感じで、3悪度が100パーセントくらいあるような気がします。続編『102(ワンオーツー)』はまだ見ていないので、凸凹コンビが再登場しているかどうか不明です。

クルエラは、毛皮マニアでヒステリックな性格の悪女。ジャスパー&ホーレスは、クルエラの指令で毛皮に使う99匹の小犬を捕まえるよう命令された凸凹泥棒コンビ。クルエラは、映画ホームアローンばりに動物たちに懲らしめられ、手下と共に警察に逮捕されるのだった。

その後クルエラは続編『102』で、刑務所から釈放された後もこりずにダルメシアン犬の毛皮を手に入れようと企んでいるのである。この映画は、アニメ『101匹わんちゃん大行進』を実写でリメイクしたものです。日本で公開されたのは、『101』が1997年、『102』が2001年です。(情報提供、アーリマンさん)

 

「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」 <3悪度、99パーセント>

ボス……フィアレス・リーダー(ロバート・デ・ニーロ)

大男……ボリス・バデノフ

女幹部……ナターシャ

(2000年・アメリカ/ユニバーサルピクチャーズ)。日本では60年代に『空飛ぶロッキー君』として放映されていたアメリカ製アニメの実写映画化作品で、主人公のムササビ・ロッキーとその相棒のヘラジカ・ブルウィンクルは3DCGで描かれている。フィアレスリーダーとその子分のボリス&ナターシャの3人組はアニメの世界から人間界へワープし、現実世界征服を企むロシア系のスパイである。手始めにハリウッドにあるケーブルテレビ会社を買い占め、番組からの催眠電波によって全アメリカ国民を完全なるおバカにしようと企む。

フィアレス・リーダーは、軍人風の衣装を着ている親玉で、やせ型。自称・世界一の悪者であるボリスは、ほぼトンズラーに似たタイプであるデブ型。いつも逃げてばかりいる。ナターシャはボスではないがドロンジョ様っぽいタイプ。ヒステリックな性格。オリジナル(アニメ版)のナターシャは多分三悪の女ボスのルーツと思われる。ボリス&ナターシャは、様々な珍兵器で、ロッキー&ブルウィンクルに対抗するが、ドジばかりで、よく被害に遭っている。(情報提供:アーリマンさん)

 

「グレートレース」 <3悪度、95パーセント>

ボス……フェイト教授(ジャック・レモン)

子分……マックス(ピーター・フォーク)

(1965年・アメリカ/ワーナーブラザーズ)
『チキチキマシン猛レース』の元ネタでもある大長編コメディ映画。

フェイト教授は、助手のマックスと共にニューヨークからパリまでのグレートレースで主人公の冒険家グレート・レズリーと勝負する。黒ずくめの衣装が特徴。レース以前にフェイトはレズリーと様々な勝負で挑んだが、いつも負け続きである。フェイトは様々な珍発明をするが失敗作ばかりである。カルバニア王国の皇子とそっくりで、そのことで大騒動となり、パイ投げ合戦にまで展開してしまうハメに……。

マックスはフェイトの助手で、彼に忠実。ずるがしこいがおとぼけなキャラ。レースに参加したほとんどの車に爆弾を仕掛けるという卑怯な作戦を展開した。よくフェイトを見失ってばかりで、チョコマカと探していることもしばしば。

フェイト&マックスが乗り込む改造車は「ハンニバル8」で、レズリーの乗るレースカー「レズリー・スペシャル」と勝負する。『チキチキマシン』のゼロゼロマシンのように煙幕や大砲などさまざまな仕掛けが搭載されているが、失敗ばかりで、2人は散々な目に遭ってばかり。

余談だが、レズリーが笑うと歯がキラリと光るシーンは、ヤッターマン1号の歯が光るシーンの元ネタで、又、TVでの吹き替え版ではヒロインの吹き替えを小原乃梨子さんが担当した。(情報提供:アーリマンさん)

 

「オースティン・パワーズ」 <3悪度、95パーセント>

大ボス……ドクター・イーブル

大ボスの息子……スコット・イーブル

大幹部……ナンバー・ツー

女幹部……フラウ・フラビッシナ

ペット……ビグルスワース

<1997・米>
続編に『〜デラックス(’99)』と『〜ゴールドメンバー(2002)』がある。1960年代風のギャグが売りのコメディ映画で、映画『007』シリーズのパロディ多数。悪の帝国の親玉・ドクターイーブルは1967年にコールドスリープし、その30年後の1997年に目覚め、世界征服を企む。小指を加えて喋るのが癖。息子のスコットに実の親と思われず、仲直りしようとするが失敗ばかり。自分の気に食わない発言をした部下を、スイッチ一つで処刑する。“バルカン計画”で、多額の金額を渡さないと地底にドリル付核爆弾を撃ち込んで地球滅亡させると国連に脅す。30年の間に起こったギャップで時代錯誤ぶりを幹部たちや各国首脳らに笑い者にされてしまう。しかも天敵のオースティン・パワーズ(英国王室直属のスパイでスケベなナンパ男。顔が『おはスタ』の山ちゃんに似ている。)も同時に目覚めた為、壮大なドタバタを繰り広げるが敗北。再び、コールドスリープしながら宇宙をさまようハメに。

スコットはイーブルの息子で不良少年。いつも父親のイーブルに逆らっている。ナンバー・ツーは、イーブルの直属の部下である最高幹部。眼帯が特徴。ナンバー・ツーにはアロッタというイタリア人の秘書がいる。

フラウ・フラビッシナはドイツ系の女幹部。ガミガミおばさんのような風貌。ビグルスワースはイーブルのペットである猫で、コールドスリープから目覚めた後、毛が無くなってしまったので不気味な風貌になっている。(情報提供:アーリマンさん)

 

「スーパーマン2-冒険編」 <3悪度、90パーセント>

ボス……ゾッド将軍

部下1……アーサ

部下2……ノン

劇場版スーパーマンシリーズの第二弾に登場。スーパーマンの故郷クリプトン星の凶悪犯でスーパーマンと同等のパワーを持つ。第一作目の冒頭で有罪判決によりガラス状のファントム・ゾーンに閉じ込められ、宇宙へ追放された。しかし超能力で脱出し、地球へ逃走する。そして地球征服のため世界を破壊と混乱の恐怖のどん底に突き落とす。(情報提供:ホーデニストさん)

 

「プラン9・フロム・アウタースペース(その2)」 <3悪度、65パーセント>

ボス……復活したベラ・ルゴシ扮する老人

部下1……ヴァンパイラ扮する老人の妻

部下2……復活した巨漢の警部

彼等は宇宙人によって蘇ったゾンビである。円盤による光線で復活。老人はドラキュラのような格好をしている。しかし、時々なぜか口元を隠した別人(?)に入れ替わる。老人の妻と巨漢の警部は共に行動する。しかし、何故か妻の方は墓場をただウロウロするだけ。老人は単独行動。

等々、ツッコンだらキリがありません。さすが史上最低の映画です。(情報提供:ホーデニストさん)

 

「STACY」 <3悪度、50パーセント>

グループ名……ドリュー違法再殺団

女ボス……のぞみ(林知花)

メンバー……かなえ(池田早矢加)、たまえ(小森あみ)

2001年に劇場公開された大槻ケンヂ氏原作のホラー映画。ドリュー違法再殺団とは、非合法的に料金を取って、ステーシー(15〜17歳の少女がゾンビ化したもの)を再殺する3人組。ドリューの目的は、憧れのホスト・ソリマチ君にギャラ100万円を貢いで、3人がステーシー化した際に再殺されることである。ドリューの3人は神奈川県警に特別指名手配されている身である。のぞみ・かなえ・たまえの名前の由来は、懐かしのバラエティ番組『欽どこ』のキャラクターの名前からである。

のぞみは、ドリューのビジュアル担当で、16歳と2ヶ月。銃で武装している。目立ちたがり屋でヒステリックな性格。特別指名手配に写っていた写真が美しく見えなかったので文句を言っていた。

かなえは冷静な頭脳派で、日本刀の使い手。着物を着ている。たまえは、パソコンを使って回線ジャックを行なっているハッカーで、カンフー使い。ヌンチャクを装備している。いつも文句ばかり言っている。(情報提供:アーリマンさん)

 

「金田一耕助の冒険」 <3悪度、50パーセント>

チーム名……ポパイ

女リーダー……マリア(配役:熊谷美由紀)

メンバー……パンチ(配役:江木俊夫)、サンデー(配役:阿部健多)、ポスト(配役:木下隆康)、ピア(配役:大塚浩美)、他

「金田一耕助の冒険」は、原作:横溝正史、製作:角川春樹、監督:大林宣彦、金田一耕助:古谷一行で、1979年に公開されました。TVCMや映画のパロディがふんだんに盛り込まれており、原作者の横溝正史も出演するといった内輪ネタもあるなど、ボカンシリーズ好きなら楽しめる事請け合い(?)の一編。オープニング曲「金田一耕助の冒険〜サーカス編」とエンディング曲「金田一耕助の冒険〜青春編」もいい曲です。現在はDVDで視聴可能。

「ポパイ」は美術品専門の盗賊団で、交通手段はローラースケート。マリアをはじめとするこの盗賊団は、短編集『金田一耕助の冒険』に収録されている「瞳の中の女」(←真犯人が解らなかった唯一の事件)の真相を解き明かすため、金田一に協力を求めます。そしてその鍵を握るのが石膏製の「不二子像」の首。一度は彼等のもとにあったこの首が何者かに盗まれ、その行方を追って金田一をも巻き込んで奔走します。しかし、"不二子像の首" の行くところには殺人事件が次々と起きるのです。さて真相やいかに?

なお、ポパイというチーム名や、各メンバーの名前は雑誌の名前から取られています。(情報提供:やまさん)

 

「キングコングの逆襲」 <3悪度、50パーセント>

悪の科学者……ドクター・フー(配役:天本英世)

女幹部……マダム・ピラニヤ(配役:浜美枝)

メカ……メカニコング[一号機/二号機]

「キングコングの逆襲」は、1967年に東宝35周年記念映画として製作・公開されました。その後、1973年冬の「東宝チャンピオンまつり」で短縮バージョンが上映されました。ストーリーはテンポの良いハラハラドキドキの冒険活劇に仕上がっており、本家ハリウッド版「キングコング」からヒントを得たと思われるシーンが出てくるのも興味深いです。ただ、特撮に(出てくる怪獣の性格上)派手な光線技とか空を飛んだりとかがなくて、同じ東宝のゴジラ作品と比べるとどうしても地味に感じてしまいます。何より残念なのは、キングコングがカッコ悪い事。

ドクター・フー:国際指名手配の悪の科学者で、冷酷無比な性格。大勢の部下がいる。究極のエネルギー物質「エレメントX」を手に入れるため、メカニコング一号機を使うが失敗。モンド島に棲むキングコングを捕獲し、催眠術によるコントロールで採取作業をさせるが催眠術が途中で切れてしまい逃げられる。さらにキングコングを捕獲するためメカニコング二号機を仕向けるが敗れる。最後は乗っている船をキングコングに攻撃され死亡。あの「死神博士」とは髪形が違うのでちょっと雰囲気が違います。

マダム・ピラニヤ:某国の秘密工作員。かなり衣装持ち。ドクター・フーの経済的援助をおこなうが、自信過剰気味のドクターに最初から批判的な態度を取っていた。最後はドクターを裏切り、射殺される。

メカニコング一号機:「エレメントX」採取作業用に開発されたロボット。作業中に、エレメントXの周囲に帯びていた磁気のために停止してしまう。

メカニコング二号機:キングコング捕獲用。東京タワー上でのキングコングとの格闘の末、落下してバラバラになる。(情報提供:やまさん)

 

「プラン9・フロム・アウタースペース」 <3悪度、50パーセント>

ボス……宇宙皇帝

部下1……イロス

部下2……ノア(女)

あのティム・バートンが映画化した、伝説の史上最低の映画監督エドワード・D・ウッドjr、エド・ウッドが作った最低映画の最高傑作。

遥か宇宙の彼方の銀河系からやって来た宇宙人で、灰皿型の円盤に乗って地球に飛来。彼等の目的は地球上の戦争をやめさる&ソーラーナイト爆弾(?)の製造中止の為に来たのだが、地球人の頭脳は見事にコントロールされて(?)いる為、誰も我らの存在を信じようとしない。それで地上の墓地から死人を蘇らせて自分たちの存在をアピールしようとする。宇宙皇帝は普段は宇宙ステーションにいるので地球には行かずむしろイロスとノアに指令を与えるドクロベー様的存在。特にイロスは円盤に入ってきた地球人にソーラーナイト爆弾の原理と宇宙の行く末を説明するのだが、どう見てもただの精神病患者の妄言にしか聞こえない。(情報提供:ホーデニストさん)

 

「007・ゴールデンアイ」 <3悪度、40パーセント>

ボス……アレック・トレヴェルヤン

手下……アーカーディー・ウルモフ、ゼニア・オナトップ、ボリス・グリシェンコ

1995年にイギリスで製作された、超有名な映画『007』シリーズの一作品。ヤヌスの親玉アレックは、ゴールデンアイを作動させて、イギリス中の全てのコンピュータプログラムを消去しようとするのが目的。

アレックは、もともとは主人公ジェームス・ボンドの同僚(イギリス諜報部員006)だったが裏切って、祖国への復讐を果たすために、ヤヌスの首領になった。ウルモフは、ロシアの宇宙兵器開発部門の担当者で、旧ソビエト時代は大佐だったが、ロシアになってから将軍になった。祖国を裏切ってヤヌスの幹部となった。彼自身の権力を利用してゴールデンアイのプログラムディスクとキー強奪に成功した。少し情けない性格。

ゼニア・オナトップは、グルジア出身のヤヌスの女幹部で、元ソビエト軍戦闘機パイロット。戦闘を異常なまでに好む。ボリスは自称プログラマーで、金のためにヤヌスの手下となった。パスワードに陳腐なものを設定するのがクセである。ウルモフが権限で入手した旧ソ連時代の装甲列車が、ヤヌスのアジトとなっている。ヤヌスの本部はキューバにあり、ここにゴールデンアイ追跡管理センターが建っている。(情報提供:猛さん、アーリマンさん)

 

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」 <3悪度、20パーセント>

ボス……ブギー

手下……ロック、ショック、バレル

1993年にアメリカのタッチストーンピクチャーが「ストップ・モーション」という技法で製作した洋画。「バットマンリターンズ」で有名なティム・バートン氏が原作とキャラクター原案を担当している。ブギーは本作の舞台ハロウィンタウンの住人から嫌われている大鬼で、彼の正体は虫が山ほど詰め込まれている袋である。ロックは悪魔の仮面をかぶった子鬼で、ショックは魔女の仮面をかぶった子鬼トリオの紅一点。そしてバレルは骸骨の仮面をかぶっている。(情報提供:七星みるくさん)

 

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」 <追加情報>

ちなみにブギー達は、スクウェアエニックスとディズニーが共同開発したゲーム「キングダムハーツ」にも出演している(他にも、ドナルドやグーフィーといったディズニーキャラ、クラウド(Z)やレオン([のスコール)などのFFキャラが出てくる)余談だが、今年(2004年)の10/31(ハロウィン)に発売が予定されている「ナイトメアー」のゲームにも彼らが出てくるらしい。(情報提供:七星みるくさん)

 

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」 <追加情報>

東京ディズニーランドで9月15日から2005年1月15日まで、アトラクション「ホーンテッドマンション」が「ホリデーナイトメアー」バージョンになります。このアトラクションは、主人公ジャック達(もちろんブギーたちも)が登場します。(情報提供:七星みるくさん)

 

「獄門島」 <3悪度、15パーセント>

組織名……分鬼頭(わけきとう)

女ボス…… 巴(配役:太地喜和子 ※原作では "お志保" といいます)

部下……鵜飼章三(配役:ピーター)

女ボスの夫……儀兵衛(配役:大滝秀治)

「獄門島(ごくもんとう)」は、横溝正史原作の探偵小説で、最高傑作の呼び声も高く、過去6回映画/ドラマ化されています。上記の配役は1977年・東宝のものです(金田一耕助:石坂浩二)。

兵役に出ていた金田一耕助が復員船に乗って日本に帰る時、戦友である鬼頭千万太(ちまた)が「オレが生きて帰らなければ妹達が危ない」の言葉を残して病死したのをきっかけに、瀬戸内海にある獄門島に向かうところから話が始まります(映画では千万太の戦友が別にいて、その人が金田一耕助に依頼)。巴(原作ではお志保)は、島の最高実力者・鬼頭嘉右衛門の亡き後、その孫すなわち千万太の妹である本鬼頭(ほんきとう)の三姉妹、月子・雪絵・花子のうちの誰かと鵜飼章三とを結婚させ、鬼頭家の支配を企みます。そのために鵜飼も三姉妹の気をひきます。しかし三姉妹が皆殺されてしまい、目論みは費えるのでした。

映画版では、巴の夫である儀兵衛が、金田一耕助に鬼頭家の過去(三姉妹の出生など)について話す場面がありました。(情報提供:やまさん)

 

「リング」、「らせん」、「ループ」 <3悪度、10パーセント>

山村貞子(睾丸性女性化症候群という両性具有だけあって、まさに最強の美貌。らせんでは、名前を偽っていた。)

高山竜司(神経の図太く、とにかく並外れた体力。なぜか割と知性が高い。)

浅川和行(頭脳の回転が比較的早く、直感がある。竜司と逆に体はやや弱い。)

 

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