タイムボカンシリーズとは?


テレビアニメ史上に偉大な足跡を残したタイムボカンシリーズ。しかし、何故「シリーズ」と呼ぶのかを知らない人もいるようなので、ここでタイムボカンの特徴について述べておきます。


1.敵キャラが毎回同じ


タイムボカンシリーズに登場した敵キャラは毎回、女ボス、科学者風の痩せ男、頭の鈍そうな怪力男の三人組で構成されており、この三人をあわせて三悪と呼んでいた。ちなみにこの三人は、毎シリーズとも同じ顔・同じ性格をしていたのだが、設定だけは違っていた。また三悪の声は各シリーズとも同じ人が演じており、女ボス役を小原乃梨子さん、科学者風の痩せ男を八奈見乗児さん、怪力男をたてかべ和也さんが担当していた。そして三人とも、見事なまでのハマリ役だった。


2.今では考えられないような優秀なスタッフ


当時のタイムボカンシリーズのスタッフには、今ではものすごく有名になっている方が大勢いる。キャラクターデザインを担当していた天野嘉孝さん、メカデザインを担当していた大河原邦男さん、脚本を書いていた小山高生さん、オープニングの歌などを作詞・作曲して歌っていた山本正之さんなど、今も第一線で活躍している有名な方々ばかりである。


3.名ゼリフ


lタイムボカンシリーズから生まれた有名なセリフは数多くある。主な例として、「やっておしまい」、「スカポンタン」、「ポチッとな」、「今週の山場〜」、「アラホラサッサ」、「説明しよう」などがあげられる。ちなみに、これらの言葉の中にはアドリブで生まれたものもある。


4.ワンパターン


タイムボカンシリーズでは、マンネリでさえもギャグにされていた。むしろ、そのマンネリこそがシリーズを8年間も続けた活力になったとさえいえる。ワンパターンが定着していたからこそ、たまに起こるパターン崩しが新鮮に感じられたのである。


5.お約束


悪玉達のメカは、どんなに優秀な兵器や作戦を考え出そうとも、必ず爆発する運命にあった。そして敗北した後に、それに追い討ちをかけるような悲惨な目に合わさせられる。


6.歌


ボカンシリーズではオープニングで善玉の歌、エンディングで悪玉の歌が流されていた。それらを歌っていたのは山本正之さんだったのだが、どの曲も作品の内容と非常にマッチした、素晴らしいものばかりであった。


7.どんでん返し


善玉と悪玉は、毎シリーズとも何らかの目的を持って行動しているのだが、最終回でそれらがまったく予想外の意外な方向に進み、私たちを楽しませてくれた。特に、トンマノマントの正体には驚かされた。


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