ボカンシリーズにおける黒歴史

 

・ヤッターマン(新)


新OPを巡る大騒動

2007年12月31日、ベラボーエンターテイメントのサイトに、山本正之さんの文章が公開された(2008/1/10頃に削除、ウェブ魚拓のログはこちら)。新ヤッターマンのOPに関するファンへの報告の文章で、シークレット期間が明けたので公開した、とのことであった。内容について要約すると、次のような感じになる。

 ・ 読売テレビ側から、ヤッターマンの歌を、歌手を変えて新たに録音したいと申し出があった。

 ・ 山本正之さんは、『歌手も、新しい、若い人、たとえばアイドルなどを起用して、ヤッターマンをまだ知らない、現役の高校生や、いやもっと、小学生、こどもたち、を虜にしたい』という話に共感して、OKを出した。

 ・ ところが、インターネット上に『ヤッターマン主題歌を歌いたい有名人募集』との記事が載り、その翌日にはデモテープまで完成していた。しかも歌い手は、山本正之さんと同年代で1977年デビューのロックスターであり、『若い世代を虜にする』という当初の話と食い違った人物が選ばれていた。

 ・ 山本正之さんに何の挨拶も連絡も無いまま主題歌の収録が行われ、しかも完成した曲は、デモテープと思い込んでいた曲の間違った部分を手直ししただけの物であった。更に読売テレビ側から、「もう放送にまにあいません。これでいきますので。」と言われ、失望したと同時に落胆した。

 ・ 今回の件に関して、読売テレビに意見を寄せてもらいたい。タイムボカンシリーズは、ファンが作るテレビアニメーションである。

この文章が公開された事により、シリーズ復活を心待ちにしていたボカンファンは、新ヤッターマンに対して一抹の不安を抱くことになる。そして2008年1月14日、ついにヤッターマン復活の日を迎え、問題となっていたOPがテレビ放映されたのだが、オリジナルと比べて曲調があまりにも暗く、しかもややスローテンポで、音源はアコースティックギターのみで寂しく盛り上がりに欠け、ハイテンションな背景映像とのミスマッチも相まって、山本正之さんがデモテープと思い込んでいたのも納得の曲に仕上がっていた。

ファンの中には新OPを肯定的に受け止めた人もいるのであるが、大多数のファンは納得せず、ネット上にはファンの不満の書き込みが溢れ返り、公式サイトの掲示板は大炎上を起こし、ヤフーニュースのトップを飾るほどの大騒動になったのであった。某有名動画サイトには、新OPを山本正之さんの歌声に差し替えた動画がアップされ、新OPの出来の悪さがより一層際立つ結果となり、ファンの不満はますます高まっていった。

1月18日に、読売テレビから今回の件に関して、『視聴者からいただいた声を真しにとらえ、今後のより良い『ヤッターマン』番組制作に役立たせる』とコメントがあり、騒ぎは現在のところ、少し沈静化している。しかし、公式サイトの掲示板に批判意見が掲載されなくなったり(注意書きには『メッセージは必ずしもホームページに掲載されるとは限りません』と書いてある)、当面はOPの差し替えを行わないとの噂が流れたりと、この問題は当分の間、尾を引きそうである。

 

*関連ニュース

「ヤッターマン」主題歌作者 リメイク版の曲に「恨み節」 (J-CASTニュース)

「ヤッターマン」OP曲騒動 「意見は真しにとらえる」と読売テレビ (J-CASTニュース)

ヤッターマン主題歌差し替え祭に見る“アジャイルとエクストリーム” (CNET Japan)

復活版「ヤッターマンOP曲」をどう思う? (Yahooニュース意識調査)

 

ヤッターマン2009年カレンダー

ヤッターマン2009年カレンダーの3月・4月のイラストに今現在のアニメとは少し変わっているところを発見しました。それはヤッターマン1号のケンダマジックです。3・4月では、桜の花びらが舞い散る川を舞台にした激しい白兵戦の様子が描かれているのですが、ボヤッキーを攻撃しているケンダマジックには、電流が流れており、ボヤッキーが痺れています。確かまだアニメではケンダマジックに電流が流れている描写はなかったはず…。アニメではまだ1回もですが、昔の設定が失われていたわけではなかったようですね。(情報提供:さとっちさん)

 

ヤッターワンの左腕

第1話において、ヤッターワンが目覚めた際に、オモッチャマが「目覚めたでコロン」と言うシーンがあるのだが、なぜかこの時ヤッターワンの左腕が消えている。

 

カンニンシテーの背後

第2話において、カンニンシテーが空に飛び立つ際、なぜか背後にトーキョーダワー(第1話のメカ)が映っている。

 

キリンは鳴く?鳴かない?

第4話にて、ドロンジョが「キリンキリン」と鳴いたことに対して、ヤッターマン2号が「キリンは鳴かない!」と突っ込みを入れていましたが、キリンは本当にごくまれにですが、「モー」という鳴き声を出します。いずれにせよ「キリンキリン」はありえませんが…(汗)。(情報提供:yellow_appleさん)

 

ドロンボーメカの名称

第5話「王子とチョコレート城だコロン!」で、ドロンボーのメカは正式名称(画面に表示された)が「ガリガリキュイーン」だったのですが、メカ戦の時ボヤッキーは「デンタルメカ」と言っています。しかも、ヤッターマン1号までデンタルメカと呼んでいました。(情報提供:やまさん)

 

ボヤッキーの額の文字

第6話「花の都のファッションだコロン!」で、ドロンボーの乗っているタクシーが渋滞に巻き込まれ、ボヤッキーが「パリの交通渋滞は世界でも有名ですからね」と言っている時、額にあるはずのBの文字がありません。(情報提供:やまさん)

 

名前注意

第6話で、ヤッターマン2号がトンズラーにチューされそうになった時、1号が「アイちゃん危なーい!」と思い切り叫んでいます。名前バラしてますよ…。(情報提供:やまさん)

 

おだいばテレビの番組名

第8話「おだいばテレビに潜入だコロン!」で、セリフに出てきたようこるんの出演番組(実際にはヤッターマンとドロンボーが出演)の名称が、なぜか異なっています。(情報提供:やまさん)

冒頭での共演者のセリフ:
「ねぇ、ようこるん、今度おだいばテレビの "ともだちリーグ" に出るんだって?」

番組開始時の司会者のセリフ:
「ようこそ皆さん、おだいば "なかよしリーグ" へ」

 

ようこるんとの対面

第8話「おだいばテレビに潜入だコロン!」において、ドクロリング候補のカチューシャを賭けた番組のクイズ対決で敗北したドロンボーが、巨大メカでスタジオを破壊してようこるんのカチューシャを渡すよう要求した時、ガンちゃんはカチューシャを渡そうとするようこるんを制止し、その後気を失ったようこるんをアイちゃんと二人で支えるまでしていたが、メカ戦に勝利した後ようこるんが走ってきた時ガンちゃんは「本物だ!」とまるでようこるんと初対面のような対応をしている。さっき普通に話しかけてたのに……。(情報提供:J1さん)

 

ボヤッキーのヒゲ

SP「限定版ヤッターマン 今夜限りのドロンボーVSみのもんた」で、『天才ドロンボー08』が流れている時ですが、ボヤッキーがメカのボディにドリルで穿孔している時、ヒゲがありません。(情報提供:やまさん)

 

自転車の速度

13話で三人がお仕置き自転車で逃げているシーンですが、三人の漕ぐタイミングがバラバラです(この回だけじゃないかもしれませんが)。これじゃあ前に進むどころか転んでしまいそうなものですが……。(情報提供:yellow_appleさん)

 

ヤッターペリカンは?

16話で、オリジナルの良さを伝えるために、プロジェクトX風にガンちゃんがヤッターワンとペリカンを作った時の苦労を伝えるシーンがあるんですが、今の時代のガンちゃんはペリカンの設計をしただけで、ペリカンを完成させたのは未来のガンちゃんな訳で……。そりゃどっちも『ガンちゃん』だけどさ……。(情報提供:yellow_appleさん)

 

突っ込みどころ満載なロボ戦

16話にて、名前を呼ばれた相手を吸い込む効果のあるヒョウタンをヤッターマン達に向けるキンギンカクーン。そこでボヤッキーが「おーい、ヤッターマン1号に2号、ヤッターワンにオモッチャマー!」と声をかけ一同を吸い込むのですが……、ヤッターペリカンの名前だけ呼んでないんですよ。まあ、これだけなら『その場にペリカンがいなかった』という言い訳もできると思います。ですが問題はその後。実はキンギンカクーンが吸い込んだのは、段ボールでできたレプリカだった事がわかります。でもレプリカの割に、ちゃんと返事してましたよね?(返事をしないとヒョウタンに吸い込まれないはずだし……。声を録音しといて、レプリカにくっつけておいたんでしょうか?)

さらにさらにその後、ヤッターマン1号の命令でかけ声も勇ましく反撃に出るヤッターワン……なのですが、次の瞬間いきなりペリカンに乗っています。今までどこにいたんでしょう。(情報提供:yellow_appleさん)

 

1号と2号の位置

新ヤッターマン第18話にて、ヤッターワンでタイムトンネルをくぐって過去へ行く場面でのNGです。トンネルをくぐる直前まで、1号が左、2号が右に居るんですが、トンネルをくぐるグニャグニャの画面では、1号と2号の位置が逆になっています。そしてトンネルを出ると、再び1号と2号は元の位置に戻っています。(情報提供:小春一番さん)

 

ボヤッキーの額の文字(その2)

第18話「OldDays下町の夕日だコロン!」でのメカ戦において、ビー玉・ベーゴマ・メンコのゾロメカが作戦を練っているのを見たボヤッキーが「あいつら何してるのかしら?」と言った時、額にあるはずのBの文字がまたもやなくなっています。(情報提供:やまさん)

 

第18話のメカの名前

第18話でドロンボーが操ったメカは、放映時は『ブリキングゼット』と字幕付きで名前が紹介されていたが、なぜか公式サイトでは『ショーワサーティー』という名前で紹介されている。

 

またもメカの名前が……

第19話「無人島でブータレキャンプだコロン!」においてドロンボーが作ったメカ、『ボディビルダー』の名前が、公式サイトでは『ボディビルだぁ』になってました。一体どっちが正しいのやら……。(情報提供:閃きさん)

 

第20話のサブタイトル

第20話のサブタイトル「崖っぷちのトールーだコロン!」は、本来『崖っぷちのポニョルーだコロン!』という今回の本放送時の同時期に上映していた某ジブリ映画をパロっていたタイトルだった……のだが、さすがにそれはマズかったのか上述の通り変更となっています。ドロンボーメカも金魚型でこれも某映画を意識していると思われます。ちなみに今回のお仕置き時に、某映画に登場していた主役の魚の子が看板にされてパロられています。(情報提供:グスタフさん)

 

誘電の怪

第23話『クリスタルスカル発見だコロン!』でのメカ戦で、合体雷おこしメカの電撃を喰らってドロンボーのメカ・カイテンゴンドラーンが爆発してしまいますが…メカが爆発する直前、コックピット内のドロンボー一味が感電しています。しかもご丁寧に、三人揃って「痺れちゃったよ〜!」って歌ってるし

 

復活したケンダマジック

第24話の白兵戦において、1号のケンダマジックはトンズラーによって壊されたはずでしたが、ボヤッキーとトンズラーがメカに戻った時にはすでに直っており、普通に腰にさしていました。

1号はケンダマジックの替えを常にもっていたのでしょうか? それとも、瞬間的に修理したか、玉だけは予備があるのでしょうか?? 謎です。(情報提供:さとっちさん)

 

ヤッターワンのファンファーレ

第24話「USAの選挙は大接戦だコロン!」で、ヤッターワンがなんとファンファーレなしでナワトビのゾロメカを出している。(情報提供:やまさん)

 

トンズラーの額の文字

限定版「ドロンボーvsドロンボー!」で、番組が始まって間もなくのところで、ドロンボーがヤッターマンの声(実はアルタビジョン)を聞き、トンズラーがボヤッキーの方を見て「まだなーんも悪い事してないでまんねん」と言った時、額にあるはずのTの文字が消えています。(情報提供:やまさん)

 

オモッチャマ、お腹!!

限定版「ドロンボーVSドロンボー」において冒頭深キョンにお腹にサインをもらっていたオモッチャマだったが、クジラを助けるときにヤッターワンに乗ったときそのサインが消えていた。お腹の板を入れ替えたんだろうか? (情報提供:ブベンボーさん)

 

気づけよ!客!!

ヤッターマン(新)27話冒頭のインチキ商売において、ボヤッキーが汚れたTシャツときれいなTシャツを取替え客の興味を引かせるのだが、このTシャツ、よく見ると汚いほうにはボヤッキーのイニシャルであるBが書かれているのに、ドロンボーがすり替えたTシャツにはTのイニシャル(おそらくトンズラーの物)が書かれているため、よくよく見ればインチキだと気づくはずである。 (情報提供:ブベンボーさん)

 

ダサイネンの鼻

第26話『歴代三悪オールスター勢揃いだコロン!』で、コスイネンとダサイネンを連れたボヤッキーが、やはり他の三悪メンバーを連れたドロンジョとトンズラーを見て、「ワーッ!みんな考える事同じだね」と言った時、左にいるダサイネンの鼻の色が普通の肌色になっています。(情報提供:やまさん)

 

遠山の金さん、じゃない?

第27話『決戦エド・はるみ江戸でグーだコロン!』でのお白洲のシーンで、遠山金四郎とおぼしきお奉行様が出てきましたが、遠山金四郎の生没年は1793年〜1855年、しかし生類憐れみの令が出されたのは1687年で、時代がまったく合いません。それに奉行所の看板が南町奉行所でしたが、遠山金四郎は北町奉行です。まぁ、本編では名前が出てこなかったし、エンドクレジットでも「奉行」としか書かれてなかったから、もしかしたら違う人なのかも?? (情報提供:やまさん)

 

キャラ戻した?

第28話でようこるんが再登場しましたが、8話の最後でようこるんは不思議系キャラから真面目キャラになったはずなのに、28話では元の不思議系キャラに戻ってました。真面目系ではやっていけなかったのでしょうか? (情報提供:xyさん)

 

小さくなったサイコロの目

30話において、ヤッターマン達がコブタのマーチの工場に着いた直後のシーンなどでオモッチャマのサイコロの目が小さくなっている。(情報提供:なおさん)

 

正体がバレると……

第32話にて。密着取材を受けるアイちゃんとガンちゃんは「正体がバレるとマズい」と言っていますが…23話で、ガンちゃんの親戚の丈治君が「親戚のみんなが正体を知っている」といった主旨の発言をしていましたよね? これって「親戚以外に正体がバレてはいけない」といった事なんでしょうか。その割には二人ともしょっちゅう「アイちゃん」「ガンちゃん」って呼び合ってますが……。(情報提供:yellow appleさん)

 

秀頼の顔

第33話の最後のシーンで、買い物中の親子を見たアイちゃんが「ひょっとしてあれ、秀頼さん?」と呟いているが、実は彼等は、秀頼の顔を一度も見ていない。

 

どっち持ちが正しい?

ヤッターマン(新)36話に登場したドロンボーメカ「イチネンセイント」の武器に「たて笛サーベル」というものがあるが最初にヤッターワンを殴った際は吹くほうを持って殴っていたが、コッペパンメカを殴った際はなぜか吹くほうで殴っていた。(情報提供:ブベンボーさん)

 

ボヤッキーの鼻

第39話 どうももぐらですが何か?だコロン!」においての配色ミス。ドロンボーのインチキ発掘商売において、インチキだと客に言われ逃げる前のボヤッキーの鼻が肌色になっています。(情報提供:ミスター・ゴージャスさん)

 

1号の帽子の色

54話のヤッターマンでバケル君が「ドロンボー?」の後の1号の帽子のYマークの中の色が赤色のはずが黒色になっていました。(情報提供:アクセスさん)

 

トンズラーの髭の色

第54話でドロンボーがドクロリング候補を発見した際、トンズラーが首を上下にしているシーンで、髭の色が一瞬コスチュームと同じ色になっている。

 

ヤッターモグラ

54話のヤッターモグラはファンファーレ抜きでビックリドッキリメカを出していた。(情報提供:アクセスさん)

 

酔うんじゃなかったの?

56話のラストでテツト君は、2号がオリオンに「一緒に乗りましょう」と発言した際「乗ると酔う」と発言してましたが、ドロンボーのメカを追うときには、普通に線路を走るヤッターワンには酔わずに乗ってましたよね。車には酔わなくて電車だと酔う体質なのでしょうか。(情報提供:xyさん)

 

誘電してます

第58話でリョーマゼヨンが落雷を受けた際、中にいたドロンボーまで感電していました。(情報提供:なおさん)

 

一人だけ呼び方が……

ヤッターマン(新)の劇場版においてパ・ズールが使用したメカの名称は『ハンマーメカ』なのだが、なぜかガンちゃんのみ『ハンマーロボ』と呼称している。(情報提供:ブベンボーさん)


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